石井慧選手に共感できる部分 [日記・雑記]
総合格闘家転向を正式に表明した石井慧選手。
今年の全日本柔道選手権を制した頃から、僕は正直言って好感は持っておらず、北京オリンピック後の放言を聞いて、ハッキリ嫌悪を感じました。
しかし、今回の総合格闘家への転向にまつわる一連の騒動では、石井慧選手に共感できる部分があります。
そもそも、総合格闘家転向が大きく騒がれるきっかけとなったのが、秋の園遊会での天皇陛下との会話。
陛下「次のオリンピックは目指すのですか」
石井「次のオリンピックは目指しません」
石井は、「天皇陛下の前で嘘はつけなかった」と言っています。
自分の立場や発言の影響力など考えたら、
「今は北京が終わったばかりで、まだ次を考える心境には至っておりません」
と答えるのが良かったのかも知れません。
しかし、石井慧選手の心の中では、総合格闘家転向が既にあり、少なくとも次の北京を目指さないことは固く決意に至っていたのでしょう。
天皇陛下に質問されて、心の中のことを些かの偽りやごまかしもなく、何の計算も出来ずに、全くそのまま答えた石井慧選手。
私自身は、畏れ多くも天皇陛下とお話をした経験はありませんが、天皇陛下の前で嘘をつけなかったばかりか、質問に関する心の内を正直に口にしてしまったという石井慧選手のことは、痛いくらいに共感できるし、好感すら持てます。
やはりあまり好きな男ではないけど、日本人として極めて全うな心を持った青年ではないですか。親の教育が立派だったのだと想像します。石井慧選手の今後の活躍を祈ります。
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