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さようなら大関貴ノ花 [日記・雑記]

20080927121100.jpg

これはVHSテープです。市場にはあまり出回っておらず、NHK直販の在庫のみのようでした。
貴ノ花が死んでから、DVD版が出るのをずっと待っていましたが、なかなか出ないので遂にVHSを買いました。

名作です。
そして、貴ノ花は間違いなく名大関です。

そしてDVDが出ない理由が何となく分かった気がします。二子山部屋の猛稽古で若い弟子をかわいがる様子が映っていて、NHKをはじめメディアがこぞって時津風部屋事件で「こんな非人間的なしごきは昔でもあり得ません。ひどいです」などと批判したような光景がモロに映ってます。昔、NHKがこんな場面を肯定的に放送していたことはあまり大っぴらにしたくないのだと思いました。

買って良かったです。VHS→DVDに変換して保存します。
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コメント 7

さくらひめ

ゲット出来てよかったですね^^

お部屋で弟子を可愛がる姿も
本当の姿なのだから
だからこそ、強くなることも出来たのではって思います

行き過ぎやり過ぎで命を縮めてはいけないけれど
人間限界まで頑張らないと、capが上がらないですよね・・・

そのバランスが大切なのだと思います
by さくらひめ (2008-09-27 13:36) 

たけちぃ

 世論を作るマスメディアであるNHKも世論には弱いと見えますね。

 例えば、空手の世界だと死亡事件にならないまでも、世間に知られてしまうと都合の悪い事件が山ほどあります。
とある大学の空手部では実際に死亡事件も起きて有名になりましたが、そこの大学の空手部は日本有数の選手が生み出されている事でも有名でした。
その事件が発覚するまでは協会やマスコミでもここの空手部を高く評価してはいましたが、事件発覚後は様々な方面から厳しい評価を受けました。
 さくらひめさんの言う通り、私自身も故意の死亡事件というのは絶対あってはならないと思います。遺族の心境を考えると、突然の悲しみ怒りの矛先は当然加害者に向けられると思いますが、大抵はその環境にも感情の矛先が向けられているような気がします。
 遺族は、二度と同じ過ちを繰り返さないようにと必ず述べますが、事件前の遺族はその環境に対してどのような感情を持っていたのでしょうね。まさか自分の周囲にこんな事件が起こるはずもないと夢にも思っていなかったでしょうから、その環境に対して高い評価をしていてその環境に自分の家族がいるという高い満足感があったと思います。
しかしながら、事件後は被害者遺族としての感情が強くでてしまうので、事件前の高い評価や満足感などは吹き飛んでしまうのでしょうね。
 被害者遺族には心からお悔やみを申し上げる一方で、加害者に向けられる感情を理解した上で、ご自身でも高い評価をしていた環境には崇高な慈悲の心を期待したいです。「加害者の罪」と「環境の評価」は場所によっては同じ土俵には立てない事もあると思います。
 あめちんさんも愛する相撲に対して複雑な感情があったのでしょうね。
「DVDが出ない理由が何となく分かった気がします」の部分がなんとなくそう思わせたのでした^^;

by たけちぃ (2008-09-27 19:02) 

ぱく

たけちぃ さん すごーーくいいこと書いてくれました。今まで心のどこかに何か引っかかっていた部分がこのことでした。

『遺族は、二度と同じ過ちを繰り返さないようにと必ず述べますが、事件前の遺族はその環境に対してどのような感情を持っていたのでしょうね。まさか自分の周囲にこんな事件が起こるはずもないと夢にも思っていなかったでしょうから、その環境に対して高い評価をしていてその環境に自分の家族がいるという高い満足感があったと思います。しかしながら、事件後は被害者遺族としての感情が強くでてしまうので、事件前の高い評価や満足感などは吹き飛んでしまうのでしょうね。』

そうなんですよね!!医療裁判でも似たようなことがよくありますよね。信じていた医師に裏切られたとかいう遺族の発言もどこか似ているような・・。

by ぱく (2008-10-01 12:26) 

あめちん

皆さんコメントありがとうございます。

>さくらひめさん
相撲部屋のことを「お部屋」とは言わないんですけど(笑)
突っ込んでみました (^_^;)

>たけちぃさん
>ぱくさん
なかなか深いコメントに考えさせられました。
僕は最近、立派な人格とは何だろうと考えることがあります。もちろん一義的な答えに到達できるはずもないのですが、1つの考えとして、integrityと英語でいうところの根本の意味とつながると思うところの、態度や考え方の「首尾一貫性」を持っている人は立派だと感じます。
反対にエゴや過剰な損得勘定で「いいとこ取り」に走って首尾一貫していない人間は卑しいと思うのです。僕も自身を省みれば決して偉そうなことは言えませんが。
あえて言うと、男女平等のいいとこ取りをする女性は信用できないですね。田舎暮らしは不便なこともあるから安いのだということを忘れて、便利さのコストは都会の人に税金で払わせて便利を要求する人も、いったい何を考えているんだろうって思いますね。
by あめちん (2008-10-03 16:48) 

cobatack

新潟県在住のcobatackです。昨年のあめちんさんの柏戸の記事にコメントさせていただいた者です。ずっとブログ巡りをしていなかったのですが、久しぶりにあの秀作を読みたくなってアクセスしました。そしたら最近も時たま相撲記事を書かれていることを知り、コメントしたくなりました。
貴ノ花は間違いなく、名大関です。まったくおっしゃる通りです。千代大海が貴ノ花の大関在位50場所の記録を抜いたのは一年半ぐらい前だったと思いますが、貴ノ花の方が品格相撲内容ともにずっと上だと思います。思えば昭和46年生まれの私が祖父と相撲を見ていて心に火がついたのが昭和55年初場所でした。たしか13日目に貴ノ花が平幕の出羽の花に寄り倒しで負け7勝6敗となったのです。体が弓なりになりながら土俵に先に転落していく貴ノ花の姿に小学2年の自分は涙したのです。なぜかというと自分は確信したのです。貴ノ花がこの場所、負け越すということを!!案の定残り二日間が横綱との対戦だった貴ノ花は在位で最初で最後の皆勤負け越しを経験することとなりその一年後に引退しました。いつから相撲のルールを覚えたかは今となっては覚えてませんが、これをきっかけに春場所以降、相撲雑誌のとりこになり、小学校で有名な相撲に詳しい少年になっていきました。今では力士名を聞いてもわからないぐらい疎くなってしまいましたが。
柏戸の相撲ではないですが貴ノ花も本当に潔い相撲をとり、晩年は悲壮感が漂っていた気がします。
それにしても昔のDVDを見た後本場所の相撲を見ると相撲が淡白になってしまって面白くないなあ、とため息がでます。
by cobatack (2008-11-03 19:34) 

あめちん

catabackさん

お久しぶりです。コメント有り難うございました。
昭和55年の初場所、皆勤負け越しのことは僕もよく覚えていますよ。そして、翌場所の大阪で、初日からの5連勝を含め10勝して見事にカド番を脱出したことも。懐かしいなぁ。

優勝した昭和50年だけでなく、昭和52年も1月と3月に貴ノ花は12勝、13勝して準優勝相当の星を挙げ、5月場所には横綱か?という期待もかかりました。その頃はまだ小さかったので毎日一番一番熱心に観るほどではなかったのですが、結局5月場所は10勝に終わり、場所後のNHKテレビのニュースでも貴ノ花の横綱昇進は見送りというのが報道され、寂しい思いをしたのを覚えています。そのニュースの画像は、稽古廻し姿の写真がメインで、それでも貴ノ花は横綱を目指して稽古している、みたいな哀愁漂う雰囲気を子供心に感じました。

今の普通の力士だったら、10勝では見送りが当たり前なので報道すらされないでしょうが、見送りがニュースになるくらい、当時は何とか貴ノ花を横綱にしたいなぁという悲願が日本全体にあったといっても過言ではなく、NHKニュースになったのだろうなと思います。

翌、昭和53年は北の湖の超全盛期となり、輪島、貴ノ花はそれぞれ徐々に下降線を辿って行く‥‥そんな時代でした。

>今では力士名を聞いてもわからないぐらい疎くなってしまいましたが

>昔のDVDを見た後本場所の相撲を見ると相撲が淡白になってしまって面白くないなあ、とため息がでます

これは僕も全く同じなので、ちょっと寂しく思っています。
by あめちん (2008-11-04 10:54) 

cobatack

ああ、そうですそうです!!カド番の後の10勝5敗!懐かしいなあ。あの場所、貴ノ花は調子が良かったですよね♪僕はとても嬉しかった。でもあれが最後の二桁勝利でしたよね。優勝は北の湖で13勝2敗。千秋楽で若乃花に負けての優勝に、やはり優勝力士は千秋楽で勝たなければならない!と強く感じたのでした。昭和55年春場所は凄く印象深い場所で、前頭3枚目の千代の富士が二横綱を倒し8勝7敗で殊勲賞を獲得しました。その一年後には大関、一年半後に横綱ですから凄い勢いで強くなったんですよね。
by cobatack (2008-11-04 23:49) 

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