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邦画2作品、軍配は? [おすすめ!]

最近、邦画2作品を映画館で観ました。そんなに映画しょっちゅう観に行くわけでもないんだが、何となく。
けっこうすぐにリリースされるDVDレンタルで観ればイイじゃん、という評価以上、つまり映画館で観て良かったなと思えればオススメ!できる◎ってことで、2作品についてほとんど独断的な好みで感想をコメントしてみますね。


2作品、最初に観たのが『たみおのしあわせ』
http://tamiono.jp/ 上映してる映画館は少ないです。
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 (C)2007『たみおのしあわせ』フィルムパートナーズ

これを観ようと思ったのは、僕がこのブログでも紹介したことがあるテレビドラマ『時効警察』 http://amegoza.blog.so-net.ne.jp/2007-04-14 が面白かったので、それと同じメンバー、麻生久美子、オダギリジョーのコンビに、時効警察では時効管理課の課長役で脚本も担当した岩松了が監督というスタッフだったので、『時効警察』の面白さを味わえるかなと期待したから。

感想について結論を先にいうと、期待はずれ〜(T_T)

基本線は真面目な映画では、『時効警察』の小ネタが最後まで連続するコミカルな面白さとは違うのかなってとこ。ところどころの小ネタは面白く、この作品でイチバン面白いと思ったのが、忌野清志郎がチョイ役で何度か出てきて携帯電話依存症みたいなキャラを演じるとこ。
某有名な洋画のパロディかと思われるラストシーン〜エンディングが、後味の悪い不完全燃焼で作品全体の評価をガックリ下げたんじゃないかと、僕自身は思います。これが次にコメントするもうひとつの作品との大きな差になったひとつ。


さてそのもうひとつが、『百万円と苦虫女』
http://nigamushi.com/
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 (C)2008「百万円と苦虫女」製作委員会

この映画の情報を読んで何となく興味があったので、『たみおのしあわせ』の不完全燃焼的な後味の「口直し」に期待して観たのですが、これが口直し以上に良かったのです。オススメ!
蒼井優のことは、僕の周りでは好き嫌いの評価が結構分かれるのですが、僕は特別好きでもないけどどちらかというと好きな女優さんでした。でもこの作品を観たら、特別好きな女優さんになりましたね。

ってことで、この作品で秀逸なのが、全編に渡ってみられる鈴子という女の子を演じる蒼井優の演技力の素晴らしさ。この役柄のキャラクターを可愛らしく演じていて、タイトルにもなっている苦虫を噛み潰したような微妙な表情を中心に、多彩な心理と性格を見事に表現しているのがいいです! 当然、脚本と演出も素晴らしい訳で、それを演じ切っている彼女はスゴいですね。

ラストシーン〜エンディングも不完全燃焼的な要素はあるのに、切なさの後味がいいんですよ、これがまた。


っていうことで、2作品の軍配は、迷いなく『百万円と苦虫女』に挙げます。
蒼井優のファンなら絶対の必見! 彼女が嫌いな人でも観て損はないと思います。
オススメ!の◎です。
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